DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

配偶者からのDVを3人に一人の女性が経験しているとご存知ですか。DVは決して他人事ではありません。3年間DVを受けた体験から、被害者が自ら抜け出すことの難しさ、周囲の目の大切さを痛感しています。

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社長がDV/ストーカーに遭ったらどうなるか

社長とDV・ストーカー被害とが結びつかない方、多いと思います。が、世の中では1人社長が増えているのです。個人事業の法人成り、ですね。節税や信用力の獲得のために、法人成りする人って結構多いのです。かくいう私も、全然儲かっていないにもかかわらず、…

DV、別居中につき外のことが分からない

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今週のお題「外のことがわからない 外のことが分からない。コロナ禍に加え、別居中、しかも在宅ワーカーなので、外界との接触がほとんどありません。加えて、口座をすべて夫が押さえているので、常に金欠で買い物に出かけるのも数日に一度。一時は週に一度で…

暴力的な言葉が多くないですか?

DV被害者になって思ったのですが、世の中には暴力的な言葉が多すぎませんか。バラエティー番組で、女性に対して「手が出る」とか「俺やったら、そんなんバシッてする」といった、DVを肯定する表現を見かけます。男性誌にとても多いのが、被害者にも問題があ…

夫「結婚は成り行き」

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納得できない夫の一言です。「結婚は成り行きだった」。ちょっとややこしいのですが、これは私との結婚ではなく、前妻との結婚についてだそうです。「好きでも何でもなくて、ただ成り行きだった」と。聞いて「はあ?!」と思うのは、私だけでしょうか。 二度…

パーソナリティ障害を治すのは「君とのためだけだ」と言う夫

自己愛性パーソナリティ障害と診断された夫の話です。治療する理由について「自分は社会生活上、この人格で困ったことはない。治すのは妻との関係をやり直したいという、それだけが理由だ」と、クリニックで宣言したのだそうです。これを聞いたら、私が感動…

自己愛の夫に「お前の方がよっぽど八方美人だ」と言われる

夫は自己愛性パーソナリティ障害です。自己愛の形が未熟なために、他者を見下したり、プライドが異常に高くなったりします。人への共感が薄く、他罰的です。八方美人を絵にかいたような夫に、「八方美人」呼ばわりされる自分が情けないです。 体面を保つため…

パーソナリティ障害の夫いわく「自分が死んだら世界が終わる」

こう思っているのは普通じゃないのかと、夫に聞かれました。パーソナリティ障害を解説した本に、この障害の人に特徴的な思考として、こう書いてあったそうです。いや、思ったことない。少なくとも、私の家族はみんなそんなこと思っていない。思ったとしても…

夫にパーソナリティ障害の診断が出ていた

DV加害者である夫にパーソナリティ障害の診断が出たそうです。驚きはありません。まだ一回診療に行ったにすぎず、どのタイプかまでは言われていないとのこと。離婚のことやそれ以外のことで、夫とはメールのやり取りだけしています。どうでもいいようなメー…

日本年金機構が名簿業者に個人情報を開示していました

夫からのDV被害に遭い、別居して住民票を移し、警察に相談したうえで閲覧制限をかけています。そんな私の携帯に、全く知らない会社から営業電話が掛かってきて、個人情報が名簿業者によって売られていると分かりました。国が設置した個人情報保護委員会に電…

個人情報を削除するには名簿業者に身分証を送れと言われる

私の個人情報が売られているのが、携帯への営業電話から発覚した話の続きです。営業電話を掛けてきた会社に「名簿業者に私の情報を削除し、どう入手したか教えてほしい」と依頼し、一両日中に連絡させると言われました。が、一向に連絡はなく、営業電話を掛…

私の個人情報が売買されていました

私の個人情報が売買されていたと判明しました。名簿業者が売っているのだそうです。個人情報を売ること自体、言語道断だと思いますけど、「売ることは違法ではない」と知り、めまいがします。立派に国のお墨付きがある業態だとは、知りませんでした。DV被害…

木村花さんの訃報にネットでの加害とDVの共通性を思う

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プロレスラーでテラスハウスに出演していた木村花さんが23日に亡くなりました。番組出演をきっかけにSNSで批判を浴び、それに耐えかねてこととみられます。私自身は、訃報のニュースに接して初めてそのことを知りました。木村さんに向けて発されたツイートの…

「修羅場だってくぐらなきゃいけないんだから」看護師からの励まし

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家を出たばかりで、一番追いつめられていた時に、看護師の方からかけて頂いた言葉です。裁判所に保護命令を申請しなきゃとか、私は行政の支援策を受けられるんだろうかとか、本当に色々一人で抱え込んでいました。過去にDVで受診した病院に、診断書を出して…

DVは「民事不介入」じゃない ―ボビー・オロゴン釈放のFRIDAY報道を読んで

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ボビー・オロゴンのDV報道を見て、悔しいことはたくさんあります。中でも、信じられなかったのが、FRIDAYデジタルの5月20日の「『妻へのDVで逮捕』 ボビー・オロゴンがそれでも釈放されたワケ」という記事。 暴力に「民事不介入」と全国紙記者が放言 警察はD…

眠れぬ夜に夜永唄を聴きながら

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今、神はサイコロを振らないの「夜永唄」を聴いて、改めて思ったのです。夫は私が意志のない人形だったらよかったんだろうなと。曲とはあまり関係のない感想です。 私に人格を認めなかった夫 自分の望む通りでないと許せない 夫は変えられない。でも社会は変…

差別する側になるよりされる側の方がいいと思った過去

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今から20年以上前、私が初めて男女差別を知ったときの話をします。たぶん、小学校高学年のときに学校で習ったのだと思います。それまでもアニメとかドラマとか、実生活の中で何となく感じていた「女であることの生きづらさ」。それが明確に示されて、ああ、…

反省していると言いながら急に声を荒げる夫

「だから、何度も同じこと聞くなよ。うるっせえなあ!」 話し合いの最中に、夫が急に声を荒げました。「DVを治すつもりがある」という、耳にタコができるほど聞かされた主張を繰り返すので、反論したらこうです。もう半年近くそう言って何もしないのです。だ…

パワハラだろうがセクハラだろうがDVだろうが、仕事ができれば社会はそれでいい  〈ボビー・オロゴン逮捕と、売れっ子編集者・箕輪厚介の文春報道に思うこと〉

被害者になって思うのです。社会って、それでいいんだ、と。DV加害者だろうが、パワハラの加害者だろうが、セクハラ加害者だろうが、要は仕事ができればいいんだ、と。 パワハラをにおわせてももてはやされる 能力のある人は劣る人を踏み台にしていい パワハ…

妻に逃げられた夫が考えていること

3年以上夫婦生活を送ってきたわけですが、私は夫が何を考えているのか、全く理解できませんでした。同じ映画や番組を面白いと思ったり、同じ音楽をいいと思うことも、ありました。一緒になったのは、感じ方に似たようなところがあると思ったのが、理由の一つ…

「同居していた時すごく幸せだった」という夫

「同居していた時すごく幸せだった」。言われて唖然としました。いつ私を殴るか、私にキレるか分からない毎日だったじゃない?殴って、キレて、幸せだったの?180度認識が食い違う夫婦の会話を書き連ねてみます。 実家に帰るなら、うちに帰ってくればよかっ…

音信不通の夫を心配する自分が嫌だ

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先週の金曜から夫と連絡が取れなくなりました。こちらが返信が必要なメールを送っても、返ってこない。夫が大量のメールを寄こしたり、凄まじい数の着信履歴を残すことは珍しくありません。ただ、返事がないことは、これまでありませんでした。このところ体…

DV被害者がブラック企業の被害者の相談に乗る―抑圧者の考えを内面化する辛さ

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なんだか世も末なタイトルですが、実際にあったことなのでご容赦ください。夫のDVに耐えかねて家を出た後も、夫との復縁を望んでいた私。考えを大きく変える出来事がありました。それは、ブラック企業に勤めている知人の退職の相談に乗ったこと。知人は、週7…

DV夫に離婚調停の話をするも、通じない

離婚調停について、夫と電話で話しています。びっくりするほど話が通じず、消耗する日々です。 DVでいつも思うのは、罰が軽すぎるということ。他人にすると許されないことが、なぜ家族だと許されて、罪にも問われないのか。人格を長期にわたって破壊し続ける…

DV加害者更生プログラムを義務化して ―第二、第三の被害者を生まないために

DV加害者は、恋人や妻が代わっても暴力をふるいます。1人の加害者が何人もの女性を傷つけ続けるのです。私の夫もそう。前妻ともDVが原因で離婚しました。モテたと自称しており、本当だとすると、私は一体何人目の被害者になるのでしょうか。日本には加害者の…

DVでできないことだらけになった私―DVは社会的損失でもある

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私は今年2月に家を出、今はDV夫と別居しています。別居後、仕事の成果に取引先から「いいですね」と言ってもらえるようになりました。最初言われたときは純粋に嬉しかったのですが、何回か言われるうちに気づいたんです。DV被害を脱して、パフォーマンスが上…

DVは精神の殺人でもある―止まらなかった自傷行為

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ベランダに干していた洗濯物が、エレなし高層階での生活に飽きたのか、川に向かってダイブしました。持ち主が何もかも嫌になり、自棄(やけ)を起こしているのを機敏に察知して、逃げたのでしょうか。ただ、残念ながら川べりのフェンスに引っかかって未遂に…

DV被害者は殺されるかもしれないし、殺してしまうかもしれない

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夏日が続き、半袖のTシャツを着るようになりました。すると、どうしても目に入ってくるのが茶色いしみになって腕に残るやけどのあと。昨年の夏はなかったのです。久々に目にし、不快な記憶が呼び覚まされます。目に入ったり、ほかの人に見えないよう腕を変な…

加害者は「女性を殴ってもいい」という観念を社会から獲得する―DVは防げる(4)

DV

これまで、被害者がDV加害者をどう見極め、避けるかを紹介しました。今回は加害者の話です。DV加害者にならないために、そしてDV加害者を減らすために何ができるのか。お伝えします。 DVは考え方の問題 間違った考えを家庭と社会で獲得した夫 男女が平等な社…

しなくて後悔していること―加害者の前のパートナーに会う―DVは防げる(3)

DV

私が、しなかったのをとても後悔していること。それは、夫の前妻に会うということです。結婚した後、前妻が誰か分かったので、もし連絡をとろうとすれば、とれたのです。共通の知り合いもいました。でも、しませんでした。夫は仕事を失った困難なときに、前…

義父母との初顔合わせで飛んだ鉄拳―DVは防げる(2)

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DVは防げます。被害者になる前に、逃げることが大切です。被害者になって精神を病み、家を出る気力すらなくなってしまったら、救いがありません。夫は結婚前から抑圧的で、やたら電話を掛けて私の行動を把握しようとし、暴言を吐くこともありました。ただ、…