離婚の財産分与で紛糾、投影が止まらない夫
夫と離婚時の財産分与について話し合い、紛糾しました。俺の金だと電話口で1時間わめかれ、お前じゃなかったらこうはならなかったと言い募られ、道を間違えました。道を間違えたというのは、そのまんまの意味です。遠出した先で電話を受け、わんわん泣きながら歩いたので、道が分からなくなったのですね。おかげで帰宅に本来の倍の時間がかかりました。なぜ紛糾したかと、夫が私に対して続ける投影同一視を紹介します。
「やっぱり金だったのか」
「財産分与」と言った途端「やっぱり金だったのか」「俺は絶対に同意しない」「俺の金だ」。DV被害者が加害者と直接交渉するのは、バカなことだと思います。夫はかなり意固地になる方で、同意しないことは誰が言っても同意しないので、調停になる前に確認するというか、見込みがあるのかどうか探っておきたかったのです。
夫は、私の通帳を全部押さえています。理由は「俺の金」だから。これではらちが明かないので、結婚後に築いた財産を半分に割る財産分与を提案しました。瞬時に却下されました。
「俺が金を貯めているのは何でか知っているだろう!」
「(引きこもりの兄弟のためだって言ってたね)でもその兄弟とずっと(10年以上だったっけ?)口をきいていないじゃない」
「今手紙を書こうとしているところだ」
「そんなこと言って、目の前にしたら、うまくいくわけないじゃない」(兄弟が引きこもりになったのは、支配と束縛が強そうな義父の影響ではないかと思うのですが、夫は義父と同じで家族とは支配の関係しか築けないようです)
財産分与をめちゃくちゃ求めづらい理由、出してきたなと感じます。
「やっぱり金だったのか」と言いますが、本当なら財産をどう分けるなんて話を結婚相手としなくて済むのが一番で、結局そうなった理由は夫のDVじゃないかと思うのです。2度目のDV離婚なのに「お前じゃなかったらこうはならなかった」というのは、耳を疑います。私と前妻が見た目も性格も全然似てないって言ってたよね?なのに妻に家を出られて、自分は捨てられたと被害者感情を強めるところまで、一緒じゃない?
自分の欠点を他人に押し付ける「投影同一視」
それにしても、よく1時間も人のことをけなし続けられるなと感心します。自分の欠点を他人に投影し、批判する「投影同一視」を延々やっていました。これは、一部のパーソナリティ障害など精神に問題のある人がよくやる手法で、やられた被害者はものすごく混乱します。本来加害者の欠点なのに、それを「お前の欠点だ!」と真剣に言われるから。
夫いわく
「お前は過去のことを都合よく覚えている」(夫はパーソナリティ障害に起因するのか、アルコール依存に起因するのか分かりませんが、記憶障害があるようです。約束したはずのことを覚えておらず、たとえば「食器を自分が洗うから置いといて」と言った翌朝に流しが汚いとキレる、「しなくていい」と言ったことをしていなくて怒られるということが、かなりありました)
「性格に相当問題がある」(確かに欠点も多いけど、自分はどうなの……)
「八方美人!」(これはほとんど、自分が自己愛性パーソナリティ障害だと告白しているようなものだと感じます)
「お前を相手にする人間なんかいない」
「色んなことの受け止め方がおかしい」
自分に欠点があることを許せないために、その欠点を他人のものとして非難するのです。そうする心理は理解できませんが、夫はいつもこれをやります。私は今でもこれをやられると、相当へこみます。今回はあまりに長い電話だったので、途中で冷静になって「それはあなたの自己紹介だ!」と言ったら、鳩が豆鉄砲を食ったような反応でした。夫と接触すると、とことん消耗します。
↓ランキングに参加しています。押して頂けると日々の励みになります。