自己愛の夫に「お前の方がよっぽど八方美人だ」と言われる
夫は自己愛性パーソナリティ障害です。自己愛の形が未熟なために、他者を見下したり、プライドが異常に高くなったりします。人への共感が薄く、他罰的です。八方美人を絵にかいたような夫に、「八方美人」呼ばわりされる自分が情けないです。
体面を保つためにDVに走った
夫と私の共通の知人に、いい加減、別居していることを言わなければなりません。でも、他人からの評価を気にする夫が自ら別居中だと切り出すわけがなく、ずるずると時間が経っています。そう指摘したところ、言われました。「お前の方がよっぽど八方美人だ」と。
私だって人から嫌われたくはないし、八方美人の気がないとは言えません。他人の悪口は意識的に言わないようにしています。八方美人かもしれないですよ。でもそれを言う資格、夫にありますか?
自分が外で体面を保つために、人当たりよく振る舞うために、家で散々殴ったり蹴ったり、見下したりしてきたじゃない?人のこと「気持ち悪い」とか「最低な女だ」とか、言いたい放題だったじゃない。知り合いの前では愛妻家ぶって、家に帰ったら蹴り飛ばしていたじゃない。
とっさに言い返せないから結婚した
どの口が言えるのですか。自分が逆の立場だったら、絶対言わないというか、言えない。なぜそう思わないのか、全然理解できません。
ここに書いていることを、言われたときに言い返せたらいいんですけど。こういう夫に限って、口下手で頭の回転の遅い相手を選ぶのですね。怒りでいっぱいなのに、いざ話すと次から次に繰り出される訳の分からない理論に振り回されて、また怒りが爆発寸前まで溜まって……。私にとって夫はもう、歩くハラスメントというか、歩く暴力です。
一緒にいると気が狂いそうになります。というか、今は一緒にいないのです。それでも緊急の用事だとか訳の分からないことを言って、どうでもいいことで電話をさせられて、そのたびにこうです。
これでは無理ですね。夫と冷静に離婚の話し合いをするのは。分かり切ったことなんですが、改めて認識しました。こういう情けない目に遭うために結婚し、いまだ離婚できない自分が、情けない。すごく情けない。
〈追記〉記事を書き終わってから、シンイチさんの「それって自分のことでしょモラハラ論法 」を読みました。「モラハラ加害者が自分の欠点や悪い部分を、あたかも被害者の方がその欠点を持っているかのように責め立てるという論法」なのですね…。勉強になりました。夫と電話して、ハリセンボンのように膨らんでいた怒りが、少し和らいだ気がします。共有して頂いて、感謝です。