DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

配偶者からのDVを3人に一人の女性が経験しているとご存知ですか。DVは決して他人事ではありません。3年間DVを受けた体験から、被害者が自ら抜け出すことの難しさ、周囲の目の大切さを痛感しています。

夫「結婚は成り行き」

夫「結婚は成り行き」

納得できない夫の一言です。「結婚は成り行きだった」。ちょっとややこしいのですが、これは私との結婚ではなく、前妻との結婚についてだそうです。「好きでも何でもなくて、ただ成り行きだった」と。聞いて「はあ?!」と思うのは、私だけでしょうか。

 

二度の結婚で同じ轍を踏んだ

夫は20代で前妻と結婚しました。ただし、転勤によりいわゆる遠距離婚を何年も続け、同居後、夫のDVが原因で離婚しています。で、離婚して何年かして私と出会って、遠距離恋愛から結婚して、同居を始めて数か月で初めてのDV、そこからDV常習犯へまっしぐら……でした。

夫からすると、見事なまでの繰り返しというか、DVに至るまでも至ってからも、既視感があっただろうと思います。自分が手を出すのが時間の問題だというのは、分かっていたはずです。私はずっとそう思ってきました。前妻とそんなことがあったのに、私と同じことをやっているじゃないかとか、私が言ったんだと思います。それに対する夫の答えが、冒頭の一言でした。

 

私を説得しようとする言葉がすべて的外れ

夫としては、前妻はどうでもよかった、でもお前はそうじゃないと言いたかったようなのです。でも、私には全然、そう聞こえません。私との結婚だって成り行きで、好きでも何でもなかったでしょと感じます。

夫は言葉に敏感な方です。私はよく、人の気持ちを読まずに雑な言葉の使い方をしてしまいます。夫を烈火のごとく怒らせた経験は、掃いて捨てるほどあります。夫は言葉の威力がよく分かっているからこそ、私に対して罵詈雑言を浴びせかけ、自尊心を最大限に傷つけてくれました。その割に、最近、私を説得しようとして発しているらしい言葉が、なんだかことごとく的外れです。幻滅します。

(まだ夫に幻滅する余地があるのが、私の甘いところです……)

 

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