DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

配偶者からのDVを3人に一人の女性が経験しているとご存知ですか。DVは決して他人事ではありません。3年間DVを受けた体験から、被害者が自ら抜け出すことの難しさ、周囲の目の大切さを痛感しています。

「別居はお前のせい」

「別居はお前のせい」


夫はよく耳を疑う言葉を発します。「別居はお前のせい」と言って譲りません。DVが3年続いた末の別居なのに?DVをやめてほしいと言い続けていたのに?暴力をふるったという自分の行いと、妻が出ていったという結果が、頭の中で結びつかないようです。

 

「夫婦の間の問題」だと夫も義父も言う

夫は前の結婚も「妻に出ていかれた」と言います。原因はやはりDVです。前妻の親が義父と話し合いをしようとしたそうですが、義父が「本人たちの問題だから」と断ったのだそうです。義父に夫の暴力を相談したくて電話したら、そう言われました。つまり「相談するな」と言いたかったようです。

「夫婦の間の問題だ」ということは、夫もよく言います。私は夫に家を追い出され、外泊を続けた後、実家に帰り、家族にDVのことを打ち明けました。それを知った夫は「なぜ夫婦のことを外に言ったんだ」と怒ったのです。

家を追い出された時点で、私の財布には2万円しか入っていませんでした。キャッシュカードも、通帳も夫が持っていました。そんな状態でずっと外に泊まることもできないし、実家に身を寄せるのは当たり前だと思うんです。私は短期間に2度も実家に突然帰ったので、私が言わなくても、夫婦で何かあったことに親は気づいたはずです。

 

頭の中で何かがつながっていない

夫自身の行動の結果、私が夫から離れていくのは当たり前だと思うのです。それなのに、夫はかたくなに別居は私のせいだ、両親にDVをばらしたお前が悪いと言います。

話していると、夫は頭の中の何か大事なところがつながっていないんじゃないかと感じます。夫は理解不能な方向で理論武装をするというか、意味不明な理論の一貫性を持っているので、まともに聞いていると私がおかしいんだろうかと思いそうになるのです。しんどいです。

 

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