DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

配偶者からのDVを3人に一人の女性が経験しているとご存知ですか。DVは決して他人事ではありません。3年間DVを受けた体験から、被害者が自ら抜け出すことの難しさ、周囲の目の大切さを痛感しています。

「同居していた時すごく幸せだった」という夫

「同居していた時すごく幸せだった」というDV夫

「同居していた時すごく幸せだった」。言われて唖然としました。いつ私を殴るか、私にキレるか分からない毎日だったじゃない?殴って、キレて、幸せだったの?180度認識が食い違う夫婦の会話を書き連ねてみます。

 

私:同居していた時、全然幸せじゃなかったよ

夫:すごく幸せだった。こんなに認識が違うものなんだ

私:(言葉を失う)

 

実家に帰るなら、うちに帰ってくればよかったじゃないか

 

夫:DVのことを実家に本当に言ったのか

私:言ったよ。だって、月に2回も急に帰って、理由を言わないわけにいかないじゃない(実家はものすごく遠方)

夫:うちに帰ってくればよかったじゃないか

私:(私にとっては、あなたがいる家が一番危険なんです。警察からも絶対に帰るなと言われてます)

 

あなたの兄弟が離婚したがっているの?(いや、私です)

 

私:DVって、それだけでもう論外でしょ。知っていたら、一緒にならなかったよ。私の周りはみんな離婚すべきだって言うよ

夫:あなたの兄弟が離婚したがっているの?

私:私があなたと離婚すべきだって言っているの

夫:一般論で決めつけるのは違う

 

治療に行くことは考えている(けど何カ月も行動していない)

 

夫:(DV加害者更生とか人格障害の)治療に行くことは考えている

私:でも行ってないよね。(DV加害者更生は)もう何カ月も、行くことを考えてるって言って、行ってないじゃない。考えてないってことでしょ

夫:考えていることと、やることは違う

私:(私と話すときだけ考えていることにするんじゃないの?)

 

なんで他人とケンカするのって非難された

 

私:最初いつ殴ったか、覚えてるの

夫:覚えてない

私:あなたが他人とケンカして、その人の車を蹴ったことがあったでしょ。あのときだよ

夫:(殴る前に)非難されたのを覚えている

私:非難してない。家に帰ってすぐ殴られた

夫:なんでケンカするのって非難された

私:(それって非難って言うの?どう考えても、酔ってケンカして他人の車蹴ったら、ダメでしょ)

 

謝らなかったけど、悪いと思っていた

 

私:殴った後、謝られたことないよ

夫:いや、覚えていないかもしれないけど、ある

私:でもほとんど謝らなかったでしょ(私の記憶する限り、謝られたことはない)

夫:そうかもしれない

私:悪いと思ってなかったってことでしょ

夫:それは違う。言うことと考えてることは違う(考えていても、必ずしも口には出さないと言いたいらしい)

 

まだストックは大量にあるのですが、ひとまずこのくらいにしておきます。

夫と私の認識は、天と地ほどの差があるんです。話すほど、むなしくなります。私の方からは、この差を埋めようがないんですね。