DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

配偶者からのDVを3人に一人の女性が経験しているとご存知ですか。DVは決して他人事ではありません。3年間DVを受けた体験から、被害者が自ら抜け出すことの難しさ、周囲の目の大切さを痛感しています。

2020-01-01から1年間の記事一覧

DVを「他人に言っただろう」という夫

夫に言ったんです。「DVをやってて、誰にもばれてないと思ったら、間違いだよ。分かる人には分かるよ」と。そうしたら、返ってきた答えが「お前が他人に言っただろう」。 被害者は必死で普通の夫婦を装うけれど やったのは自分でしょ 被害者は必死で普通の夫…

「悪い虫でもついたのか」夫の迷言録

(悪い?)虫がいます。探してみてください。 DVをし、家を追い出し、別居中の夫に言われた数々の迷言。吐き出させてください。 悪い虫でもついたのか 私が、お金がなくて苦しいという話をしたら、何を思ったのか急に言い放った一言。いや、今の私にとって、…

夫の家族はキラキラ感を装わなければ気が済まないのか?

夫は自己愛性パーソナリティ障害で、DV加害者です。この精神疾患の特徴は「傲慢・尊大な態度を見せ自己評価に強くこだわる」こと。私は夫にも相当苦しめられました。が、それと同じくらい夫の実家にも苦しみました。美人な義母と元エリート社員の義父、そし…

「こんなんで障害なのか」とパーソナリティ障害の夫は言う

夫は自己愛性パーソナリティ障害です。2度の結婚でDVにより別居に至っています。診断がついたのが一ヶ月ほど前。そのときに「こんなんで障害だったら、世の中の人はほとんど障害があるんじゃないか」と言いました。3年間DVに遭った被害者としては、神経を逆…

パーソナリティ障害の夫を分析する

夫は自己愛性パーソナリティ障害です。精神疾患の一種で、「傲慢・尊大な態度を見せ自己評価に強くこだわる」のがこの障害とされます。40代前半。周りから「イケメン」として扱われるのが自慢です。仕事でそれなりに成功し、家庭は前妻とDV離婚、懲りずに私…

社長がDV/ストーカーに遭ったらどうなるか

社長とDV・ストーカー被害とが結びつかない方、多いと思います。が、世の中では1人社長が増えているのです。個人事業の法人成り、ですね。節税や信用力の獲得のために、法人成りする人って結構多いのです。かくいう私も、全然儲かっていないにもかかわらず、…

DV、別居中につき外のことが分からない

DV

今週のお題「外のことがわからない 外のことが分からない。コロナ禍に加え、別居中、しかも在宅ワーカーなので、外界との接触がほとんどありません。加えて、口座をすべて夫が押さえているので、常に金欠で買い物に出かけるのも数日に一度。一時は週に一度で…

暴力的な言葉が多くないですか?

DV被害者になって思ったのですが、世の中には暴力的な言葉が多すぎませんか。バラエティー番組で、女性に対して「手が出る」とか「俺やったら、そんなんバシッてする」といった、DVを肯定する表現を見かけます。男性誌にとても多いのが、被害者にも問題があ…

新しい人生のはじめかた

「新しい人生のはじめかた」。 ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソン主演の映画です。バツイチの男性が娘の結婚式に出るためロンドンを訪れ、家族と久々の再会を果たすも、馴染めず浮いてしまう。散々な日に、独身のまま40代になり、周囲や母親のお節介に…

夫「結婚は成り行き」

DV

納得できない夫の一言です。「結婚は成り行きだった」。ちょっとややこしいのですが、これは私との結婚ではなく、前妻との結婚についてだそうです。「好きでも何でもなくて、ただ成り行きだった」と。聞いて「はあ?!」と思うのは、私だけでしょうか。 二度…

パーソナリティ障害を治すのは「君とのためだけだ」と言う夫

自己愛性パーソナリティ障害と診断された夫の話です。治療する理由について「自分は社会生活上、この人格で困ったことはない。治すのは妻との関係をやり直したいという、それだけが理由だ」と、クリニックで宣言したのだそうです。これを聞いたら、私が感動…

自己愛の夫に「お前の方がよっぽど八方美人だ」と言われる

夫は自己愛性パーソナリティ障害です。自己愛の形が未熟なために、他者を見下したり、プライドが異常に高くなったりします。人への共感が薄く、他罰的です。八方美人を絵にかいたような夫に、「八方美人」呼ばわりされる自分が情けないです。 体面を保つため…

パーソナリティ障害の夫いわく「自分が死んだら世界が終わる」

こう思っているのは普通じゃないのかと、夫に聞かれました。パーソナリティ障害を解説した本に、この障害の人に特徴的な思考として、こう書いてあったそうです。いや、思ったことない。少なくとも、私の家族はみんなそんなこと思っていない。思ったとしても…

夫にパーソナリティ障害の診断が出ていた

DV加害者である夫にパーソナリティ障害の診断が出たそうです。驚きはありません。まだ一回診療に行ったにすぎず、どのタイプかまでは言われていないとのこと。離婚のことやそれ以外のことで、夫とはメールのやり取りだけしています。どうでもいいようなメー…

日本年金機構が名簿業者に個人情報を開示していました

夫からのDV被害に遭い、別居して住民票を移し、警察に相談したうえで閲覧制限をかけています。そんな私の携帯に、全く知らない会社から営業電話が掛かってきて、個人情報が名簿業者によって売られていると分かりました。国が設置した個人情報保護委員会に電…

個人情報を削除するには名簿業者に身分証を送れと言われる

私の個人情報が売られているのが、携帯への営業電話から発覚した話の続きです。営業電話を掛けてきた会社に「名簿業者に私の情報を削除し、どう入手したか教えてほしい」と依頼し、一両日中に連絡させると言われました。が、一向に連絡はなく、営業電話を掛…

私の個人情報が売買されていました

私の個人情報が売買されていたと判明しました。名簿業者が売っているのだそうです。個人情報を売ること自体、言語道断だと思いますけど、「売ることは違法ではない」と知り、めまいがします。立派に国のお墨付きがある業態だとは、知りませんでした。DV被害…

木村花さんの訃報にネットでの加害とDVの共通性を思う

DV

プロレスラーでテラスハウスに出演していた木村花さんが23日に亡くなりました。番組出演をきっかけにSNSで批判を浴び、それに耐えかねてこととみられます。私自身は、訃報のニュースに接して初めてそのことを知りました。木村さんに向けて発されたツイートの…

「修羅場だってくぐらなきゃいけないんだから」看護師からの励まし

DV

家を出たばかりで、一番追いつめられていた時に、看護師の方からかけて頂いた言葉です。裁判所に保護命令を申請しなきゃとか、私は行政の支援策を受けられるんだろうかとか、本当に色々一人で抱え込んでいました。過去にDVで受診した病院に、診断書を出して…

DVは「民事不介入」じゃない ―ボビー・オロゴン釈放のFRIDAY報道を読んで

DV

ボビー・オロゴンのDV報道を見て、悔しいことはたくさんあります。中でも、信じられなかったのが、FRIDAYデジタルの5月20日の「『妻へのDVで逮捕』 ボビー・オロゴンがそれでも釈放されたワケ」という記事。 暴力に「民事不介入」と全国紙記者が放言 警察はD…

眠れぬ夜に夜永唄を聴きながら

DV

今、神はサイコロを振らないの「夜永唄」を聴いて、改めて思ったのです。夫は私が意志のない人形だったらよかったんだろうなと。曲とはあまり関係のない感想です。 私に人格を認めなかった夫 自分の望む通りでないと許せない 夫は変えられない。でも社会は変…

差別する側になるよりされる側の方がいいと思った過去

DV

今から20年以上前、私が初めて男女差別を知ったときの話をします。たぶん、小学校高学年のときに学校で習ったのだと思います。それまでもアニメとかドラマとか、実生活の中で何となく感じていた「女であることの生きづらさ」。それが明確に示されて、ああ、…

反省していると言いながら急に声を荒げる夫

「だから、何度も同じこと聞くなよ。うるっせえなあ!」 話し合いの最中に、夫が急に声を荒げました。「DVを治すつもりがある」という、耳にタコができるほど聞かされた主張を繰り返すので、反論したらこうです。もう半年近くそう言って何もしないのです。だ…

パワハラだろうがセクハラだろうがDVだろうが、仕事ができれば社会はそれでいい  〈ボビー・オロゴン逮捕と、売れっ子編集者・箕輪厚介の文春報道に思うこと〉

被害者になって思うのです。社会って、それでいいんだ、と。DV加害者だろうが、パワハラの加害者だろうが、セクハラ加害者だろうが、要は仕事ができればいいんだ、と。 パワハラをにおわせてももてはやされる 能力のある人は劣る人を踏み台にしていい パワハ…

妻に逃げられた夫が考えていること

3年以上夫婦生活を送ってきたわけですが、私は夫が何を考えているのか、全く理解できませんでした。同じ映画や番組を面白いと思ったり、同じ音楽をいいと思うことも、ありました。一緒になったのは、感じ方に似たようなところがあると思ったのが、理由の一つ…

「同居していた時すごく幸せだった」という夫

「同居していた時すごく幸せだった」。言われて唖然としました。いつ私を殴るか、私にキレるか分からない毎日だったじゃない?殴って、キレて、幸せだったの?180度認識が食い違う夫婦の会話を書き連ねてみます。 実家に帰るなら、うちに帰ってくればよかっ…

音信不通の夫を心配する自分が嫌だ

DV

先週の金曜から夫と連絡が取れなくなりました。こちらが返信が必要なメールを送っても、返ってこない。夫が大量のメールを寄こしたり、凄まじい数の着信履歴を残すことは珍しくありません。ただ、返事がないことは、これまでありませんでした。このところ体…

DV被害者がブラック企業の被害者の相談に乗る―抑圧者の考えを内面化する辛さ

DV

なんだか世も末なタイトルですが、実際にあったことなのでご容赦ください。夫のDVに耐えかねて家を出た後も、夫との復縁を望んでいた私。考えを大きく変える出来事がありました。それは、ブラック企業に勤めている知人の退職の相談に乗ったこと。知人は、週7…

小さい猫の思い切った柄にびっくり

食事の邪魔をしたくなかったので、引きすぎた上にブレブレの写真です。この猫ちゃん、体はふつうより小さいのですが、模様が……。 分かります?サイズに似合わぬ見事な虎柄なのです。 この柄で睨み据えられたら、結構こたえそうですね。 人間としては極小サイ…

DV夫に離婚調停の話をするも、通じない

離婚調停について、夫と電話で話しています。びっくりするほど話が通じず、消耗する日々です。 DVでいつも思うのは、罰が軽すぎるということ。他人にすると許されないことが、なぜ家族だと許されて、罪にも問われないのか。人格を長期にわたって破壊し続ける…