DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

配偶者からのDVを3人に一人の女性が経験しているとご存知ですか。DVは決して他人事ではありません。3年間DVを受けた体験から、被害者が自ら抜け出すことの難しさ、周囲の目の大切さを痛感しています。

DVを「他人に言っただろう」という夫

DVを「他人に言っただろう」という夫

夫に言ったんです。「DVをやってて、誰にもばれてないと思ったら、間違いだよ。分かる人には分かるよ」と。そうしたら、返ってきた答えが「お前が他人に言っただろう」。

  

被害者は必死で普通の夫婦を装うけれど

自分がDV被害者になったことで、以前よりDV男に敏感になったと思います。というか、男性を信じられなくなって、あの人もそうじゃないかと、特に夫にタイプが似ている人に出くわすとそう思ってしまいます。

自信にあふれていて、攻撃的なタイプの人とは、仕事であっても一緒になりたくないですね。そういう人に限って、社会的に成功していたりします。夫もですけど……。それなりに成功しているとされるビジネスパーソンのドヤ顔が、すごく苦手になりました。

DVのある夫婦って、見る人が見たら、分かると思うんですよね。もちろん、被害者はばれないように、外で大変な努力をするわけです。普通の夫婦を装うために。でも、殴られた数時間後のつくり笑顔とか、ひきつっているし、そもそも暗いオーラを消しようがないんですね。夫に「暗い」とか言われて、それでまた謝るみたいな。思い出すだけで嫌な記憶です。

 

やったのは自分でしょ

夫婦で会って、なんかこの人には夫婦関係を見透かされているなと感じる人がいました。それを念頭に置いて、「誰にもばれてないと思ったら、間違いだよ」と言ったんですが。

そもそもDVをしたのは夫です。自分がやっておいて、「お前が他人に言っただろう」と相手を責める心理が理解できません。

だいたい、DVをやっていたころは「お前が悪い」とずっと私のせいにしていました。頭が変になって、本気で自分の問題だと思っていたくらいです。自分がやっていることが正しいんだったら、私がそれを他人に言ったからって、やましいことは何もないんじゃないですか。

……と言ってやりたいのに、言われたその時に言葉が出てこないんだよなあ。それにしても、よくあんなに攻撃的な言葉が次から次へと湧いてきて、しかもいちいちヒットする(私をすごく傷つける)よなあと感心します。

 

 

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