電話で離婚調停を決めた
「いつ帰ってきてもいいように、部屋をきれいにしてある」
「自分が悪かったと思っている」
「(パーソナリティ障害*1は)そんなにすぐに治るものじゃない」
「君は黙っているときは頭がいいのかと思っていたけど、しゃべるとバカだ」
「君も相当問題がある」
「性格がねじ曲がっている」
「何が言いたいんだよ!」
「そういうことを言うのなら(電話を)切る!もう電話は出ない!」(そして本当に切る)
1本の電話でメロドラマからホラーまで
同じ電話とは思えないくらい、夫の話にはバリエーションがあります。メロドラマからバイオレンスアクション、サスペンススリラー、ホラーまで。ジェットコースターのような感情の浮沈に、気が狂いそうになります。呼び方も「あなた」から「君」「お前」、「私」から「僕」「俺」まで、よりどりみどり……。
私はもう振り回されるのに懲りました。障害がすぐ治らないからって、電話で相手を罵っていい道理はありません。自分の欠点を巧妙に私の欠点にすり替えて言い込められるのは、もう十分です。
離婚調停。
やっと離婚調停に進む決意ができました。今日電話したんです。最初の30分くらいはこっちが文句を言っていたのですけど。食事前という、向こうが連絡してくるタイミングも悪かったんです。もともとキレるとは最も縁遠い性格なのですが、最近食料事情が悪いのと、夫を相手にするといくら気が長くても、足りないらしいのです。
電話の後半の30分は言い合いになりました。3年というか、付き合った期間も含めて4年以上DVをしておいて、30分も相手の文句を聞けない男って何なんだよと。空腹もあって私もキレたんですが、相手の反撃が輪をかけてひどく、もうこれは無理だと思いました。
この電話で急転直下、離婚調停の手続きに入ると決めました。
今、コロナの影響で家庭裁判所の手続きが全然前に進まないらしく、できることならADR(裁判外紛争解決手続)*2にしたいと思って話しました。が、私の電話もメールも受けないと言っており、実際その後電話がつながらないので、時間がかかっても裁判所で調停するしかなさそうです。
人生「やり直せる」を信じます
「あんな男はもう治らん。だいたい、そんなの(治療)に付き合う必要はない。まだ若いんだから、やり直せる」
夫との電話が終わった直後に泣きながら電話して、こう言ってもらえました。4年間をドブに捨てたと思って頑張ります。
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