DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

配偶者からのDVを3人に一人の女性が経験しているとご存知ですか。DVは決して他人事ではありません。3年間DVを受けた体験から、被害者が自ら抜け出すことの難しさ、周囲の目の大切さを痛感しています。

ティッシュの山

ティッシュの山


ティッシュの山ができてしまいました。

枕元に置いてある分厚い本は、DV加害者が更生するかどうかを書いたもの。

読み進める必要がなくなりました。

自分ってつくづくバカだなと思います。

 

ここ2ヶ月くらいの心の浮き沈みは、振り返ると情けないです。

もう別れるしかないと何度も思いつつ、それでも夫が更生してくれるんじゃないかと思う。

そのせめぎあいでした。

 

ようやく決着がつきました。

夫からひどい言葉を浴びせられたので、もう心が揺れることはないはずです。

 

私は稼げなくて、夫に頼りきりで、世の中のことを何も知らない一人で生きていけない子どもだと夫は吐き捨てました。

親に借金するなんてありえないし(夫がカードも通帳も取り上げたので、別居のためにお金を借りました)、親に夫婦の間のこと(暴力)を言うのはおかしい、自分はお前の親に謝る必要はないし、二度と会わないと。

 

次の女を見つけたそうです。

夫の単なる負け惜しみかもしれません。

でもDV加害者は暴力をふるえる相手を探し続けるので、あり得る話だとも思います。

 

DVを治すのが社会に対する責任だと私は言いました。

夫は、もうお前だけが苦しめばそれでいい、自分は治すつもりがない、社会が自分に何をしてくれたのかと。

 

DVに気づいても放置する夫のような加害者は、たくさんいるのでしょう。

どうか被害に遭う前に、DVについて知ってください。

もし身近に被害者がいたら、身勝手なお願いですが、支えてあげてほしいです。

私は被害に遭っても夫に対する情が消えず、苦しみました。

相談に乗ってくれた人に、心配ばかりかけることになりました。

 

ずいぶん無駄に苦しんでしまいました。

泣くのは今夜で最後にします。

いい加減にしないと、泣き過ぎが原因で患った副鼻腔炎がいつまでたっても治りません。

明日から、自分の人生を生き直します。