DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

配偶者からのDVを3人に一人の女性が経験しているとご存知ですか。DVは決して他人事ではありません。3年間DVを受けた体験から、被害者が自ら抜け出すことの難しさ、周囲の目の大切さを痛感しています。

夫から離婚の同意を取り付けようとしてドツボにはまる妻

夫から離婚の同意を取り付けようとしてドツボにはまる妻

私のことです。「離婚を夫に認めてほしい」という欲求があるんです。夫は「離婚したくない。離婚の話はしない」と主張します。話し合いは当然ながら平行線です。

 

夫の同意を取り付けようと無駄に消耗する

夫に関係なく、勝手に離婚したらいい。裁判所に一方的に調停を申し立てたらいい。これは、頭では分かります。でも、今の私はその前に夫から離婚の同意を取り付けようと、頑張ってしまっているのです。振り返ると、すごく無駄なことをやっているなと感じます。

たぶん、DV夫が離婚に同意するなんてことは、まれでしょう。次のターゲットを見つけた場合は別でしょうが。

夫と離婚の話し合いを電話で試みますが、長時間になる割に、得るものが少なすぎます。

 

夫は「愛している」「戻ってきたらいい」と言いたい放題

夫の主張

  • カウンセリングに通っているし、そこでDVの対策もしている(前は「離婚するならカウンセリングはやめだ!」「DV加害者更生プログラムの存在を忘れていた」つまりDV対策を忘れていたと言っていました)
  • 離婚はしたくない
  • 愛している(愛しているのなら、自分から離婚を切り出すべきだと思う)
  • 戻ってきたらいい。自分が外に泊まる。今は○○ホテルが一泊やすいから(私が出ていった直後の2月はこんなこと言いませんでした)
  • なぜ家族にDVのことを話したのか。どうしようもない状況にしたのはお前だ(違うでしょ)
  • 金が欲しいんだろう

 

旅行や飲み会にまで誘う意味不明さ

話し合いの最中に意味不明な提案もしてきます。

  • 一緒に旅行にでも行かないか。部屋を別々でもいいから(単純に女性を欲しているだけらしく「そばに何かいればいいんだったら、ペットを飼ったらいい。自分で解決して」と言いました。よく考えたら、人間すら虐待する状態でペットを飼うのは無理ですね)
  • 共通の知り合いが来る飲み会に一緒に行かないか(飲み会の後にかなりの確率で殴るか絡むかしていたのに、なぜこんな提案ができるんでしょう)

 

何事も同意を得るように教育された部分もあるかも

こうやってやりとりを並べてみると、話し合いの不毛さが身にしみます。自分で自分を苦しめるようなことをやっていますね……。

離婚の承認をとろうとするのは、私に限ったことではないそうです。モラハラ被害者にもよくあるんだとか。

 

 

こちらのマンガは、女性はそういうふうに教育されたという主張です。私の場合、かなり小さいころから「〇〇してもいいか」と周囲に聞いていたそうです。良い子を目指した結果、DV被害に遭って不幸になり、いまだに夫の同意を求めているというのは皮肉ですね。

 

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