DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

配偶者からのDVを3人に一人の女性が経験しているとご存知ですか。DVは決して他人事ではありません。3年間DVを受けた体験から、被害者が自ら抜け出すことの難しさ、周囲の目の大切さを痛感しています。

夫が私に期待すること

夫が私に期待すること

夫が私にこれまで何を求めてきたのか。理不尽なことが多いのは分かっていますが、具体的にどうおかしいか、分析したことはありませんでした。これから何回かにわたって、夫との関係を振り返ります。

 

敬意の対象にならないこと

  • 罵る
  • 馬鹿にする
  • 否定する
  • 酔ったら威嚇する、殴る

 

暴力、収奪の対象となること

  • 結婚後、何か気に入らないことがあると「離婚すると実家に電話する」と何度も脅された
  • 通帳とキャッシュカードを取り上げられた
  • 出て行けと家を追い出した(別居のきっかけ)

 

支配されること

  • 思い通りにならないことがあるとキレる、物を投げる、殴る

 

自分の話だけ聞くこと、自分の聞きたいことだけを先回りして報告すること

  • 私が話したいことを聞くつもりはない
  • 私の話はよほど関心のあることでない限り聞かない
  • 稼ぎが悪いのを挽回するための努力だけはいつも報告しろと言う(報告することがないので、言わないでおくと殴られる)

 

自分が必要とするときに長時間にわたって相手をすること

  • 毎晩お酒を飲むため就寝時間が早いのに、毎晩1時間くらい寝る前の長話に付き合わされる(夫を寝かしつけてから自分の仕事をすることが多かった)

 

家事を自分が気に入るようにすること

  • 料理の組み合わせや味付けが気に入らないとキレた(私の実家は和洋中が食卓に一気に並ぶようなところだったので、料理の組み合わせは確かにおおざっぱではある。義母は家政科の卒業で、料理は相当上手く、夫は舌が肥えているので、不満を感じる部分はあっただろう。あまりに「こんなもの食えるか!」が続いたので、私は献立を考えることができなくなり、料理は半分くらい夫が作っていた。本当に頭の中でメニューを組み立てることができなくなった。ちなみに、夫と同居した期間を除くと、私はほぼ毎食自炊している)

 

 こちらの書籍を参考にしています。パートナーとの関係において、女性は多くを求めすぎるより、要求が低すぎると考えられるそうです。

 

 

私は夫に出会う前に、パートナーとして大切にされた経験がなかったわけではありません。恋人や家族から大事にされた経験を忘れてしまう、あるいはそういうものはもう私の手に入らないものだと諦めさせてしまうくらい、夫との関係は破壊的でした。

夜に真っ暗な部屋の窓枠に座って、ここから落ちたら死ねるだろうかと考えたものです。家を出ることができて、しみじみ良かったと感じます。

 

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