DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

DV被害の妻から伝えたい身近なDVの現実

配偶者からのDVを3人に一人の女性が経験しているとご存知ですか。DVは決して他人事ではありません。3年間DVを受けた体験から、被害者が自ら抜け出すことの難しさ、周囲の目の大切さを痛感しています。

私は親じゃない!

私は親じゃない!


夫が最近、仕事で成果を出したそうです。それを私に知ってほしい、何だったらシェアして周りに宣伝してほしいと言います。でも、私は全然興味がありません。どういう内容なのかも、どういう意義があるのかも、関心がないです。たぶん、夫婦として夫に対して持つ関心の一部が、もう死んでしまっているんだと思います。

 

「人生は仕事と金だけだ」

離婚やお金の話をしても、夫は必ずその成果を話題にします。私は興味がないのです。夫は仕事とお金のために生きてきました。私は仕事をとれないから価値がなくて、お金が稼げないから夫に反論する権利はないと言い続けました。

結婚するために私は仕事やめたんじゃないか。DVを防ぎたくて、機嫌が悪くなる原因だった契約の仕事までやめたじゃないか。私はこう思っているのですが、夫に言わせたら、そう選択した責任は全て私にあるそうです。

脱線しました。夫は「人生は仕事と金だけだ」と言います。だったら、1人で生きたらいいじゃないかと思います。私が夫の人生に挟まる余地は、そもそもなかったのです。仕事の邪魔になり、金がかかるだけだから、私を殴ったのでしょう(夫はDVが身体に染みついているので、正しくは私を殴りたいという目的が先にあって、仕事の邪魔になること、金が稼げないことを理由にしたのですが)。

夫にずっと「仕事の邪魔をするな」と言われ続けて、私が夫の仕事に関心を失う、むしろ嫌悪を抱くのはおかしいことでしょうか。私は夫が仕事で何をしているか、知りたくありません。成果を収めても、聞きたくありません。どれだけ評価されようが、知ったことではないのです。

 

認めてもらいたい両親とは不仲

そういう態度を取ったらなんで非難されるのか。そんなに認めてほしければ、親に言えばいいと思います。夫が一番認めてもらいたいのは、父親と母親のはずです。でも不仲で、父親からできの悪い息子という烙印を押され続けたために、代わりに私に認めてほしいのだと思います。

夫は「一番最初に仕事の成果を見せたかった」と言って、私に怒ります。私がずっと関心を示さず、情報を受け取ろうともしないからです。

 

仕事を理由に殴られたのに

私は知りたくない!いつも仕事が大変なとき、理由を付けては殴られました。「俺は忙しい」とさんざん言われ、DVや離婚を含む色んな大切な話を、聞いてもらえませんでした。なんだったら、夫が自慢したいその成果のために、私は気も狂わんばかりの状態になり、家を出たのです。

私にいろんなことをフラッシュバックさせたいのでしょうか。

「見たくないし、周りに伝えるつもりもない」と言ったら、1時間ほど好き勝手言われました。なぜ夫はいつも自分が正しいと自信満々で言えるのでしょうか。その自信を見倣うべきかもしれません。夫は自己愛性パーソナリティ障害なので、プライドは病的に高いです。

 

「前の妻は離婚届一つで離婚したからいいやつだった」

「前の妻はお前なんかよりずっと良かった」とも言っていました。前にDV離婚したとき、妻とどう離婚したか、夫は覚えていません。聞いたら、調停も何もなしに、離婚届にサインして終わりだったとか、でも役場には行った気がするとか、うろ覚えです。私は調停をすると言い、財産分与をするとか言うから(私の預金通帳は全て夫が没収しています)、「前の妻はお前なんかよりずっといいやつだった」そうです。

そのくせ、前妻と結婚したのは「好きでも何でもなかった。タイミング」とか、耳を疑うことを言います。他人事ながら、許せません。

こんな煮えくり返るような思いをさせるDV夫と、なんで結婚してしまったのか。我ながらあきれます。

 

↓ランキングに参加しています。押して頂けると日々の励みになります。

にほんブログ村 家族ブログ DV・家庭内モラハラへ
にほんブログ村